みーくん diary memo

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自分の人生を愛し、愛する人生を生きろ。「自分を幸せに導く10の道しるべ」を胸に

1年ほど前、あるカンファレンスに参加していた時、私は「ひらめきの瞬間」を得ました。私はそのひらめいた問いに最初は困惑したものの、その問いによって人生が変わりました。その問いとは「自分を幸せにするためにどんなことをしていますか?」です。
正直言って、ひらめいた時は問いに答えられませんでした。自分は幸せになっているのかわかりませんでした。私は、幸せが訪れるのを待つのに疲れていたので、その日から意識して幸せになろうと決めました。
楽な道のりではありませんでしたが、これまでのどんな経験よりも充実感がありました。その過程で学んだことを、今こそ共有すべきだと思ったので、ここに記します。

 

 

1.自分を知る

自分を最高に幸せにするのは自分である。

―― 中国のことわざ

 

「自分の愛し方がわかるまでは、誰からも愛されない」とか「自分ほど自分のことがわかる人はいない」とか、そんな言葉を何度も聞いたことがあるでしょう。したがって、現在ある本当の自分の良い面も悪い面も知り、自分を認めましょう。自分の性格、特徴、価値、強味、弱味を書き出します。自分を幸せにしているものは何か? 自分を悩ませているのは何か?自分に嫌いなところがあっても大丈夫です。認めることで、変えられるようになります。しかし、変えるためには、最初に自分が今やっていることを知らなければなりません。したがって、真剣に内省し、自分を把握しなければなりません。

 

 


2.自分の理想の姿を見つけ、そこに向かって進む

目を見開いてよく見てみろ。今の人生に満足してるか?
―― ボブ・マーリー

 

「大人になったら何がしたい?」という質問は、子どもの頃に誰もが一度は聞かれたことがあるでしょう。では「大人になったらどんな人になりたい?」という質問はどうでしょう? 今の自分をしっかりと見つめ、今こそ次にやるべきことを見極める時です。

"理想の自分"について考え、理想の自分がやりそうなことをやりましょう。「Pick The Brain」の「実現するまでなりきる方法(How To Fake It Until You Make It)」という記事で、著者のDavid Wrightさんは、理想の自分の特徴や性質を想像し、それが実現するまでやってみることを勧めています。実際に行動を起こす時です。とにかくやってみましょう!

 

頭に脳みそがあって、足に靴を履いていれば、自分の決めた方向に自分で進むことができます。自分は自分自身がつくっているのです。自分の知っていることも知っています。どこに行くべきか決められるのは、自分だけなのです。

―― ドクター・スース

 

 

 

3.ありのままの自分になる

俺はお前のために生きているのではない。お前も俺のために生きているのではない。

―― ブルース・リー

 

常にありのままの自分でいるようにしましょう。理想の自分になるためにがんばっている時は、あるべき自分の姿を思い描いて、自分を見失わないようにするのが大切です。自分の価値や品格や個性を損なってはいけません。あなたという個人が大事なのです! 他の誰かのようになろうとして生きている人もいます。そんな人にはこの質問を送ります。「他の誰かになろうとしているなら、誰があなたになるのですか?」

自分のここを変えたいとか、もっと良くしたいと思うところがあるかもしれません。でも、それが間違いなく最高の自分になるためのことかどうかは確認してください。他の誰かのために自分の人生の何かを変えようとしているなら、それは本当に自分が求めていることではありません。そんなことをしても不幸になるだけです。
ありのままの自分になるには、他の人の影響から抜け出し、正真正銘の個人でなければなりません。自分の中にある真実、生きる理由を探しましょう。

 

自分の目で見て、自分の心で感じている人は少ない。
―― アルベルト・アインシュタイン

 


4.自分をコントロールできるのは自分だけだと知る

自分の中に敵がいない時は、外部の敵に傷つけられることはない。
―― アフリカのことわざ

 

意識して幸せになろうとし始めてからすぐ、私は自分でコントロールできることがいかに少ないか、わかりました。他人に対しては無力です。他人は他人が望むことをし、考え、感じます。私にコントロールできるのは自分自身くらいです。特に、自分の身に起こったことに対する態度や反応はコントロールできます。
たとえば、愛する人が亡くなったら、悲しみに暮れたり、絶望したり、時には怒り狂うこともあるかもしれません。人として悲しみに浸る時期は必要です。ありのままの自分が、ありのままに感じていることです。さもなければ、自分の本当の気持ちや求めていることを否定することになります。
しかし、ひとしきり悲しんだ後で"前に進む"か、深く悲しみに浸り続けるかは選べます。まわりの人に感情をぶちまけるか、悲しみや怒りを内に秘めるかは選べます。もしくは、気持ちを軽くしてくれる人と一緒にいるか、しばらく一人で悲しみに浸るか、悲しみが癒えるまで何も考えないようにするかも。
自分がコントロールできることはほとんど無いといわかると、怖いと思うかもしれません。どうせ自分には何も変えられないのだから、気にしてもしょうがありません。コントロールできるものであれば、行動を起こすだけです。もう一度言います。なるようにしかならないのだから、心配してもしょうがありません。

 

嫌なことがあるなら、それを変えましょう。それを変えられないなら、自分の態度を変えましょう。
――マヤ・アンジェロウ

 


5.あらゆるもののバランスを取る

悟るまで、木を切り、水を運べ。悟った後も、木を切り、水を運べ。
―― 禅僧の言葉

 

「陰陽」というように、すべての物事には対極があります。大事なのは、そのバランスを取ることです。たとえば、身勝手な自分と無私無欲の自分のバランスをとらなければなりません。極端にどちらかに偏ると、すぐに不幸になります。常に他人に与えてばかりいても、人のためにはなりません。誰もあなたのことを大事にしなくなります。誰にも何も与えない人は、孤独で満たされない人生を送ります。

感情と理性のバランスも保つことにも同じことが言えます。常にありのままの感情を出しますか? それともまったく感情を出しませんか? 調和の取れた健康的な人生を送るためにも、理性と感情は、うまく連携させなければなりません。

 

 

6.手放すことを学ぶ

何が起こっても、くよくよ心配したり、イライラ怒ったりしません。そのまま進み、自分も何かを起こしましょう。
―― ドクター・スース

 

自分ではどうにもできないものや、過去に起こったことは、手放すことを学びましょう。代わりに、セルフコントロールに取り組み、自尊心を受け入れます。そうすると、さらに心が穏やかになり、自分の身にどんなことが起こっても、人生を楽しめるようになります。
「これは自分の役に立つだろうか?」と自問自答しましょう。いつも悲しんだり怒ったりしていることは、何かの役に立ちますか? 頭に来た人や物に当たり散らすのは、生産的で有益なことですか? 問題や他人、自分がコントロールできないことに囚われているのは、健康的ですか?
手放すというのは、恐れを減らし、より愛することです。思い通りにならない誰かのためや、どうすることもできない過去の出来事のためにそうするわけではありません。他人を責めたり、変えようとしたりせずに、ただ手放すのは自分のためです。他人の世話をするのではなく、思いやりを持ち、人の失敗や人間臭さも許すことです。過去を悔やむのではなく、今と未来に生きるのです。

 


7.自分の人生の意味を積極的に見つける

自分の人生を愛し、愛する人生を生きろ。
―― ボブ・マーリー

 

本当は自分次第なのに、人生の意味を探したり、何かがひらめくのを待っている人が多いです。誰もあなたのためにそんなことをしてはくれません。
私は、女性リーダーシップカンファレンスに参加している間、その特権でゲストスピーカーのカナダ人オリンピック金メダリスト、クララ・ヒューズさんの話を聞くことができました。ヒューズさんは、臨床的うつ病を患っていて、ひどく落ち込んでいたことがあり、そういう時は無理にでも自分からひらめきを探すようにしていたそうです。ヒューズさんは、「ひらめきはそう簡単に降りてくるものではなく、必要な時は自分が探しに行かなければならない」と言っていました。
人生の意味を探すのではなく、自分で自分の人生に意味を与えるのです! 
人生の意味が見つかるようなことをしましょう! 非営利団体の活動でボランティアをしたり、ペットを飼ったり、非行少年少女の指導員になったり、自分を向上させるようなワークショップに参加したり。自分に投資すれば、すぐに満足感が得られ、生産的な人生だと感じられます。

 


8.ポジティブな面に目を向ける

生き方には2つある。奇跡なんてないように生きることもできるし、すべてが奇跡のように生きることもできる。
―― アルベルト・アインシュタイン


「起こることすべてに意味がある」と言うと、自分の人生が神や運命にあらかじめ決められているようで嫌だと、怒ったりする人がいます。たとえば、子どもをがんで亡くしたことが、起こるべくして起こったのだとしたら、悔やまれるし、理不尽だと思うでしょう。しかし、その現実は自分以外のことなので、自分ではどうしようもありません。
ですから、私は「自分に起こっているすべてのことに、自分なりの理由を見つけなければならない」と考えるようにしています。「どうしてこんなことが起こったのだろう?」と思うのではなく、「このことに何かポジティブなことが見つけられるだろうか?」と自問自答します。どんな状況でもポジティブな面に目を向けることで(どんなに見つけられないと思うような状況でも見つかります)、自分を前向きで幸せな気持ちにすることができます。
良いことは、悪いことの苦味なしには甘くはなりません。ひどく辛くて苦しいことが起こるのは、自分を強くするためだと思って、大変な時期を乗り越えます。そのような辛く苦しい時期を経験すると、今あるものに心から感謝して生きることができるようになります。

 

雨だと感じる人もいれば、ただ濡れているだけだと思う人もいる。
―― ボブ・マーリー

 

 

9.自分にとって"正しい人"と一緒にいる

自分よりも良い人を友だちにした方がいい。この世にたくさんの知り合いがいても、本当の友だちはとても少ない。
―― 中国のことわざ

 


自分を変えるのは簡単なことではありません。多くの時間を共に過ごすのが"正しい人"でない場合は、さらに難しいです。悪い習慣(煙草、飲酒、麻薬、ジャンクフードなど)を断ち切らなければならない人は、それを止められなかった人や、元に戻ってしまった人と距離をおくだけでいいです。断ち切りたい習慣を楽しんでいる人が周りにいると、簡単に元に戻ってしまいます。ポジティブになりたい時や、幸せになりたい時も同じで、ネガティブな人や悲観的な人のまわりにはいないようにしましょう。惨めな気持ちが伝染します。
自分の近くには、気分を明るく、楽観的に、元気にしてくれるような人がいるようにしましょう。まわりの人がその条件を満たしていないと思う場合は、おそらく新しい人を探す時だというサインです。
私は、友だちだと思っていた人とも距離を置かなければなりませんでした。いつも噂話をしたり、ネガティブなことを話したり、物事の悪い面ばかりを見ているような人たちだったのです。一緒に過ごす人はよく考えて選び、あまり良い影響を与えなそうな人と過ごす時間やエネルギーは節約することを学びました。もちろん、気持ちの良いことではありませんし、実行するのは簡単なことでもありませんでしたが、気を滅入らせるような人たちだったので、そうするだけの価値はありました。
ここで、自分のために2つのリストを書き出しましょう。1つは、自分に良いエネルギーをくれる人たちの名前を書きます。もう1つには、自分のエネルギーを奪うような人を書きます。エネルギーを奪う人たちとは距離を置くようにして、良いエネルギーをくれるポジティブな人たちと過ごす時間を増やすように努力してみましょう。

 

大事ではないことを気にしたり、大事なことを気にしない人に対しては、ありのままの自分で、感じたことを言うようにしましょう。
―― ドクター・スース

 

 

10.前進あるのみ

飛べないなら走れ。走れないなら歩け。歩けないなら這って行け。どんなことをしてでも、前に進まなければならない。
―― マーティン・ルーサー・キング Jr.


ファイヤーフライ 宇宙大戦争』(2002~2003年のアメリカのSFテレビドラマシリーズ)を見ていたら、登場人物がこのマーチン・ルーサー・キング Jr.の言葉よりもさらに良い言葉を言っていました。
「走れないなら這って行け。這って行けないなら、自分を運んでくれる人を探せ」
一人ではできないこともあります。しかし、それを止めることもできません。私がうつ病を患ってお医者さんのところに行った時は、あまりにも悪化し過ぎていて良くならないように思えました。自分ではどうしようもなくなった時に助けてもらい、状況は完全に一変しました。
今は、前よりうまくやれるようになったことを、ここに発表できて誇りに思います。自分を幸せにするものも、自分のためにやるべきこともわかっています。たとえツラく悲しいことがあって、すべてが悪い方向に行きそうに思えても、意識して幸せな毎日を送っています。

 

 人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを取り続けるには、前に進まなければならない。
―― アルベルト・アインシュタイン